田んぼ仕事 脱穀編

田んぼ仕事 脱穀編

今年の私たちの田んぼは、いろいろな実験を試みていたんですが、

ことごとく失敗に終わり、

最初の春の段階で度々心折れていたのですが、

山の寒さにも、台風にも負けず、なんとか稲刈りまで辿り着きました。

一度は、今年はなんも取れんかもしれないと、覚悟したほどなので、

ちっとも分げつしていないけど、出穂したときはめっちゃ嬉しくて、

ちっとも分げつしない稲さえ愛しく思いました。

量が例年に比べて、激減だったので

機械を使うまでも無いと、

足踏み脱穀で試みたところ、

とても爽快だったので、(収量が少ないからすぐ終わる!)

コシヒカリの田んぼも足踏み脱穀でやろうと、

お休み学園の子ども達を連れて脱穀しました。

大人でも足の付け根が結構キツくなる足踏み脱穀、

低学年の子たちは、全身を使って頑張っていたし、

高学年の子は、非常に安定して、しかも長時間(これがとてもありがたい!!)

頑張ってくれました。

みんな興味津々!恐る恐るからどんどん力強く踏み込んでいました。

田んぼから学ぶことはたくさんあると思っているから、

田んぼをやっているんだけど、

古きを知るなどという、重々しい気持ちで挑んだというよりは、

今日は男の子が多い日だから

メカチックでゲーム感覚で出来るかなと思ってやってみた足踏み脱穀でしたが、

高学年の子が

「へぇ〜、こうやってお米の部分外すんだ〜」と言っていて、

すごく足踏み脱穀やれて良かったと思いました。

小さい子のフォローにも回ってくれて、頼もしい限り!!

この辺りは、こんな山の中まで来なくても、

山も川も田んぼも身近にあるので

田んぼの風景は、馴染みの景色であると思うんだけど、

確かに、稲刈りが終わってから、いきなりお茶碗のご飯になっていて

その工程は、関わってる人にしか解らないから

子どもたちと良い経験ができたなと改めて嬉しく思いました。

今年は失敗の年になっちゃったけど、

苗立ても、草取りも一番頑張った年で、

たくさん田んぼに癒された年でした。

失敗して学んだことはたくさんあるので、

来年、気持ち新たに田んぼ時間大切にしようと思います!

後、残すところは、晩生のきみこ2号の稲刈りです。

これもまた、際どくて、初霜より遅い収穫のきみこ2号が

山で育てるとなると、霜の心配が常にあって

毎度、神頼みです。

無事に収穫が終わりますように!!

みなさんも良い実りの秋をお過ごし下さい。

ついでに、勝手にどんどん生えてくる菊芋の収穫も。邪魔しに来るにわとりにも興味津々の子どもたち